競馬

競馬について

記事編集日2017.11.28　記事作成日 2017.11.24

ウィリアムヒルの競馬について説明します。

ウィリアムヒルでは凱旋門賞やドバイワールドカップなど、海外の競馬にベットすることができます。また国内レースのジャパンカップにもベットすることができます。


目次
ベットの仕方
様々な賭け方
ウィリアムヒルの単勝オッズの控除率の計算
他のブックメーカーのオッズ
JRAの単勝オッズと控除率
ブックメーカーとJRAのオッズを比較してみて
結果と考察

ベットの仕方

競馬をクリックするとベットできるレースが出てきます。


将来のレースでは近日中に開催されるレースが出てきます。


イギリス国内のレースが中心ですが、国際の所には国外レースもあります。これはJRA(日本中央競馬会)が2017年のジャパンカップの出走馬を公表した日の画面ですが、早くもオッズが公開されています。


日本国内のJRAで馬券を買う時はオッズが確定するのはレース直前です。予め全売り上げの25%を天引きしてから残りが配当となるため、購入が締め切られるまでオッズが確定できないのです。これをパルミチュアル方式といいますが、一方ブックメーカー方式ではこのように前もってオッズが提供されており、このオッズの通りに配当されます。パルミチュアル方式では胴元が損するということは絶対にありませんが、ブックメーカー方式ではブックメーカーにもそれなりのリスクがあるのです。



オッズをクリックすれば右にベットボードが出てきます。ベット額を入力し、ベットを行うをクリックすれば馬券の購入は完了します。


基本は単勝になります。

様々な賭け方

Each Wayというところにチェックを入れれば、この場合ですと1〜3着に入れば1/5の配当が貰える(日本の競馬で言う複勝)ということになります。但しこのベットはオプションですのでそれ単独ではできません。つまりチェックを入れると、単勝と複勝の両方を買うことになります。よってベット金額も自動的に2倍になります。
これはEach Wayにチェックを入れた画面ですが、予想払戻金は$44になっています。単勝の分は$30ですので、複勝の分は$14ということになります。


Straight Tricasts(ストレートトライキャスト)というのは言わば三連単のことで、1〜3着まで正確に当てなければいけません。


Combination Tricast(コンビネーショントライキャスト)は順不同で1〜3着までを当てるベットです。三連複ともみなせますが、コンビネーショントライキャストで選んだ組み合わせは全て買わなければなりませんので、この辺が違うところです。3頭選んだなら6ベット、4頭選んだなら24ベット、5頭選んだなら60ベット分買うということになります。


単位は小数二桁まで入力可能で、ワンクリックでベットが完了します。

ウィリアムヒルの単勝オッズの控除率の計算

ウィリアムヒルの単勝オッズを今回のジャパンカップ2017を元に計算してみます。

1/3＋1/4.5＋1/5.5＋1/15＋1/15＋1/15＋1/19＋1/21＋1/21＋1/21＋1/29＋1/34＋1/41＋1/51＋1/81＋1/101＋1/101＝1.27290272875488≒1.273

オッズと勝率は逆数の関係になっていて、控除率が0な場合、オッズの逆数を全て足すと1になるはずです。しかし実際は1を超えており、この差に100を掛けた値が控除率となります。

(1.273−1)×100＝27.3%

つまりウィリアムヒルの競馬の単勝の控除率は27.3%ということになります。ブックメーカーの控除率にしては結構高いですね。

他のブックメーカーのオッズ

競馬はウィリアムヒル以外に1XBET、NetBet、bet365でベットすることができます。1XBETは単勝の他に、複勝に別個にベットすることができます。NetBetとbet365はウィリアムヒルと同じで、Each Wayがオプションについています。画面を載せておくと以下のような感じです。


1XBET


NetBet


bet365


こんな感じですがオッズがブックメーカー毎に微妙に違っていることに気づきます。

JRAの単勝オッズと控除率

JRAの最終オッズは以下のようになりました。


日本の競馬は還元率が75%と言われ、単勝は80%となっていますが、実際はどうなのか計算してみます。

1/2.1＋1/3.8＋1/5.7＋1/9.3＋1/13.3＋1/15＋1/48.2＋1/57.7＋1/71.8＋1/101.2＋1/102＋1/116.5＋1/122.9＋1/270.9＋1/280.8＋1/322.5＋1/445.8＝1.265176290973403≒1.265

以上より控除率は26.5%、還元率は73.5%でした。

ブックメーカーとJRAのオッズを比較してみて

ジャパンカップ2017のブックメーカー毎による単勝オッズ

	WilliamHill	1XBET	NetBet	bet365	JRA
キタサンブラック	３	２．２５	２．７５	２．２５	２．１
レイデオロ	４．５	３．９６	４	４	３．８
サトノクラウン	５．５	３．９８	５．５	５．５	５．７
シュヴァルグランド	１５	１２	１５	１５	１３．３
ソウルスターリング	１５	１３	１７	１３	９．３
マカヒキ	１５	１３	１５	１３	１５
レインボーライン	１９	３４	１９	３４	５７．７
ギニョール	２１	２６	２６	４１	７１．８
イキートス	２１	２６	２６	５１	１２２．９
アイダホ	２１	２６	１７	２６	１０１．２
ヤマカツエース	２９	４１	３４	６７	１１６．５
サウンズオブアース	３４	４１	２９	４１	１０２
シャケトラ	４１	３４	３４	３４	４８．２
ブームタイム	５１	１０１	３４	１０１	３２２．５
ラストインパクト	８１	１０１	８１	１０１	２７０．９
ディサイファ	１０１	１５１	１２６	２０１	４４５．８
ワンアンドオンリー	１０１	２０１	１２６	２０１	２８０．８

これを見ますと人気馬ほどブックメーカーの方がオッズが高く、中でもウィリアムヒルが高いことが分かります。逆に投票の少ない馬はJRAの方がオッズが高いことが分かります。これは前もってオッズを公表しているブックメーカーと、投票後にオッズを出しているJRAの差異と見ることができます。ウィリアムヒルをはじめとするブックメーカーは、以前プレミアムリーグのレスター優勝に5001倍のオッズをつけて大損した件もありますし、いくら下位の馬とはいえあまり思い切ったオッズをつけれないことが伺えます。特に競馬の1レースなて短期決戦で、何が起こるか分かりませんからね。一方JRAのオッズは、馬毎による購入分布ともみれますので、実際は人気馬に相当偏っているということが分かります。この特徴はよく覚えておくといいと思います。

結果と考察

結果はシュヴァルグランが1着、レイデオロが2着、キタサンブラックは3着でした。キタサンブラックは左前脚が落鉄していたそうですが、それでもシュヴァルグランとレイデオロは相当に強く、期待に違わないハイレベルなレースだったと思います。

何が起こるか分からないそれが競馬なんですね。

ブックメーカーもJRAも控除率が25%を超えますので、競馬の性質から考えましても長期的に利益を出すのは相当に難しいと思います。