ワールドカップ2018ロシアについて

2018.7.16更新 2018.6.18記事作成

ワールドカップ2018年ロシア大会のウィリアムヒルのマーケットを日本戦を中心に見てみます。

コロンビア戦
セネガル戦
ポーランド戦
ベルギー戦

コロンビア戦


グループHのコロンビア戦は6月19日(火)日本時間でPM9:00に、サランスクのモルドヴィアアリーナにてキックオフされます。

これは6月18日時点のオッズです。90分の結果は少し差がある感じですね。

コロンビア戦といえば2014年ワールドカップのグループリーグでもあたり、1-4で引導を渡されたのは記憶に新しいです。

コロンビアのハメス・ロドリゲスはこの大会で通算6得点をあげ得点王に輝きました。


過去の対戦成績をみてもコロンビアには0勝1分2敗とまだ勝ちがないのですから、このオッズも妥当かと思われます。



ウィリアムヒルには最近増強オッズというものが導入されており、特定のマーケットではオッズが増強しているものがあります。

両チーム得点あり結果が少し高いので、ゴール数の少ない僅差のゲームを予想していることが分かります。

正しい試合結果をみてみますと1-0でコロンビア勝ちが5倍と最も人気が高く、2-0でコロンビア勝ちと1-1の引き分けの6.5倍がそれに継いでいます。僅差のゲームながら接戦でコロンビア勝ちが、最も有力視されているのが伺えます。

ここでみてほしいのはダブル・リザルトです。ダブル・リザルトとは前半の結果と試合を通しての結果に賭けるマーケットですが、コロンビア/コロンビアが2.5倍と最も有力視されています。日本が勝ちに絡むオッズは高く、その可能性は低いとみているんですね。

得点者のマーケットはここでは載せませんが、コロンビアのラダメル・ファルカオの2.3倍(いつでも)が最も人気がありました。その他にカルロス・バッカの2.7倍、ハメス・ロドリゲスの2.9倍と継いでいますが、日本チームでは大迫勇也の3.6倍からで、本田圭佑の3.75倍がそれに継いでいました。本田が出るかどうかも分からない状況でこの倍率ですので、やはり過去の結果は大きいなという感じです。

これはハンディキャップのマーケットです。注目してほしいのはコロンビアに-1のハンディを与えた場合は、日本の方がオッズが低くなっているという点です。これは仮にコロンビアが優位だったとしてもその差は1点もないことを意味します。

引き分け返金やダブルチャンスは割りと当たりやすいマーケットだと思います。トータルマッチゴールは1.5と2.5の間でオッズの逆転が起こり、2ゴールが妥当だと想定しているのが分かります。


2018.6.20 更新

コロンビア戦は、前半に香川真司がカルロスサンチェスがハンドして貰ったぺナルティキックを決め、ファンキンテーロのフリーキックのコースが抜群で決まってしまうも、後半に導入された本田圭佑のコーナーキックアシストから大迫勇也がへディングで合わせ、1-2で日本が勝ち、勝ち点3をあげました。

香川のフリーキック


大迫のへディング

私もまさか勝てるとは思っていなかったのですが、前半の早い段階でレッドカードで退場させて数的優位を作ったのが大きかったですね。ハメスロドリゲスの怪我による不調も相まって、終始日本がペースを握っていた感じです。本田の導入タイミングもよかったし、西野朗監督の采配は見事だったと思います。次は24日のセネガル戦です。セネガルは同日行われたポーランドに同じく1-2で勝ち、グループリーグ最初の突破を狙って日本戦に望みます。

セネガル戦


グループHのセネガル戦は6月24日(日)日本時間でPM24:00に、エカテリンブルクのエカテリンブルクアリーナにてキックオフされます。

90分のマーケットは日本勝ち3.9倍、引き分け3.3倍、セネガル勝ち2.0倍となっています。


これがその他のマーケットです。日本に+1のハンディを与えたら、ひっくり返るくらいのオッズ差ですので、やはり拮抗した試合を予測しているのが伺えます。


2018.6.25 更新

セネガル戦は前評判を覆して、日本が幾度となくいい形を見せて結果的に2-2の引き分け勝ち点1を共に獲得しました。

乾のシュート
前半11分にサディオマネが川島が弾いてしまったボールを直接たたき先制されるも、30分を過ぎた辺りに長友から受け取ったボールを乾貴士が右足で左サイドのネットにたたき込みました。絶妙のコースで技ありのシュートだったと思います。


本田のシュート
後半戦はムサワザにシュートを決められるも、途中交代で登場した本田圭佑がやはり最後は決めてくれました。乾から受け取ったボールは少し浮いており、シュートを打つには難度が高かったのですが、そこはさすがに経験豊富な本田が決めてくれました。

終始日本が押し気味で、欲を言えば勝てるチャンスもあったと思いますが、試合内容は良かったと思います。

ポーランド戦


グループリーグ最終戦では、日本セネガル戦の後、コロンビアに3-0で敗れてしまったポーランドと6月28日(木)PM23:00にポーランドとヴォルゴグラードにて対戦します。

これが90分の結果と正しい最終結果のオッズです。サッカー世界ランキング8位のポーランドに対して日本は61位ですが、6月25日の時点では日本の方が有利になっています。これはここまでの結果とモチベーションを比較してのことだと思います。正しい結果は1-1の5.5倍が最も人気があります。


ハンディキャップマーケットはこんな感じです。やはり1点のハンディでひっくり返るくらいのオッズ差になります。アンダーオーバーの境界は2点になります。


2018.6.29 更新

日本はポーランド戦に大きくメンバーを変えて挑みました。宇佐美貴史や酒井高徳が出場するも全体的に守備よりだったため、また日本にチャンスはあったものの得点することはできませんでした。しかしこの日は川島の好セーブが目立ちました。

ゴールラインぎりぎりで片手でセーブ


前へ出てキャッチ


「今度は自分が助けたい。」と試合前に口にしていたのが印象に残るシーンでした。

後半ポーランドはフリーキックから受け取ったボールをベドナレクがダイレクトで叩き込み先制し、あわや日本ピンチかと思われましたが、同時刻に行われていたコロンビア-セネガル戦で、コロンビアに点が入り、最後の10分はパス回しに徹してポーランドには0-1で敗れるもののグループリーグ2位で決勝トーナメント進出が決まりました。セネガルと勝ち点も得失点も直接対決も引き分けでしたが、最後はイエローカード2枚の差がものをいいました。

ベルギー戦


これが決勝トーナメントです。日本の初戦はグループGを1位で通過したベルギーと対戦します。ベルギーはFIFA世界ランク3位です。

決勝トーナメント1回戦8試合の中で最もオッズの勝利チームオッズの乖離が大きく、大方ベルギー有利を予想しています。正しい試合結果は2−0でベルギー勝ちを本命にしています。このオッズを見ると日本は90分で1点も取れないだろうと見ているようです。


ハンディキャップではベルギーに−1点のハンディを与えてもベルギーの方が有力と見ています。


2018.7.4 更新

ロストフアリーナで行われたベルギー−日本戦は、前半は0−0で折り返すも、後半に乾がカットしたボールが柴崎に渡り、今回もまた見事なロングパスで原口へダイレクトへ出し、原口が先制点を決めました。その直後に乾が自ら運び、一度は阻止されるも、ボールを拾った香川がすぐ後ろの乾へ出し、ペナルティエリア外から無回転のミドルシュートを放ち2点を先取しました。これも見事なシュートで、相手の2メートルのキーパークルトワをもってしてもノーチャンスでした。

その後2点を入れられ追いつかれ、後半延長に突入するかと思われた瞬間、クライマックスを迎えました。本田のコーナーキックをクルトワがキャッチすると、すぐに前方のデブライネにスルーパス、デブライネの前には広大なスペースが空いていました。見方にパスをせずにそのままドリブルでトップスピードになり、山口の少し前で右前方へ放り込みました。そこへ走っていたムニエがゴール前へ転がし、ディフェンダーを十分に引きつけたルカクがスルーし、その後についていたシャドリがたたき込みました。見事なカウンターで名ゴールだったと思います。

結果は3−2でベルギーが逆転勝ちしました。


原口の鮮やかなシュート


乾のミドルシュート


シャドリの勝ち越しシュート


2点を先取したところでは、日本初の2回戦へ進出するのではと期待してしまいましたが、そこはさすがにベルリーで底力を見せつけられてしまいました。しかしいい試合だったと思います。


FIFAワールドカップ2018ロシア大会全体の模様はコチラを御覧下さい。
 

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