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アメリカドル(USD)について

 
アメリカドル(USD)は現在世界の基軸通貨で、貿易・投資など国際取引や為替取引に広く使われているメジャー通貨です。

為替市場でも他の通貨に比べて圧倒的な取引量を誇り、流動性が非常に大きいです。

流動性が大きいということはそれだけ安定した通貨で、チャート分析においても正しいトレンドを把握しやすいです。


アメリカドル以外の通貨は直接取引ができず、他通貨同士は必ずアメリカドルを介在して取引されます。

例えばユーロ/円などはユーロ/アメリカドル、アメリカドル/円という仲立ちで取引されているのです。

このようなアメリカドルがペアになっていない通貨ペアをクロス通貨といいます。

よってユーロ/アメリカドル、アメリカドル/円が同時に買われていれば(上昇していれば)、ユーロ/円も大きく買われる(大きく上昇する)傾向があります。


このようにドルが中心に回っているためアメリカドル対他の通貨という構図から成り、アメリカドルが買われれば他の通貨が売られ、他の通貨が買われればアメリカドルが売られるという現象が見られます。





上から同時刻のUSD/JPY、EUR/USD、GBP/USD、USD/CHFの週足ですが、アメリカドルが買われて、他の通貨が売られているのが分かるかと思います。


為替市場はあまりにも膨大で、例え資金量が豊富な機関投資家であれど、為替を操作することはできません。

しかしアメリカの中央銀行(FRB)だけは例外で、資金量が年金運用機関や銀行を圧倒的に上回り、また金利政策から為替に影響を及ぼすくらいの力があります。

実際に為替を操作する権限も与えられており、過去の例からFRBに勝負を挑んで勝った試しはありません。

FRBの政策金利は為替市場において、注目度の高い指標の一つです。


FRBはアメリカの物価の安定と雇用の最大化を使命として設立されているものですが、金融政策を決定するに当たって最も重視する指標に、米雇用統計というものがあります。

この統計は毎月最初の金曜日に、労働省労働統計局が発表されるのですが、中でもNFP(非農業部門雇用者数)と失業率は注目度が高く、FRBの金融政策に強い影響を及ぼします。
 

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