レバレッジ

FXをやると必ず「レバレッジ」という言葉に出くわしますが、今回はこのレバレッジについて説明します。


レバレッジとはwikiで調べてみますと、「経済活動において他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めること」と書かれています。

ようは自己資本を担保に資本を増やし、利益を大きくするということです。

反面損失も大きくなることも覚悟しなければなりません。


これをFXに当てはめてみますと、FX会社に入金した資金以上の金額を取り引きできるということになります。


例えば、今1ドル102.302円で82lotほど買いポジションを持ったところです。

通常ならば82×10000×102.302＝83887640　8千388万7640円の金額がないと取り引きできないところですが、純資産502万5127円にも関わらず取り引きできています。

これがレバレッジ効果です。



そして1ドルが0.005円ほど上がりました。

スプレッド(0.4銭)を引いて＋0.1pipsで820円の利益が出ています。

これは簡単のためスプレッドを考えなければ、1円上がれば＋100pipsで82万円の利益、1円下がれば−100pipsで82万円の損失ということになります。

もし10円も下がれば820万円の損失ということになってしまいます。(実際には大体総資産の8割くらい減れば強制ロスカットが入る)

仮に資産の範囲で買いポジションを取ると、たった4Lotしか取り引きできなく10円下がったとしても40万円の損で済む反面、10円上がったとしても40万円の利益だけです。

レバレッジというのは証拠金取引の醍醐味ですが、レバレッジを掛ければ掛けるほどハイリスクハイリターンとうのが分かるかと思います。

レバレッジは国内業者であれば最大25倍までですが、海外業者では888倍まで掛けれるところもあります。


FXがハイリスクハイリターンというのはこのためですが、逆の見方をするとレバレッジを掛けなければローリスクローリターンということになります。

FXは為替コストが安いため、外貨預金の代わりにFXを利用するということは有効です。

この場合は相場の急変時にも対応できるようにレバレッジをあまり掛けないで、スワップポイント(金利)を狙いに長期間買いポジションを保有することになります。