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強制ロスカットについて

 
強制ロスカットについて説明します。

強制ロスカットとはポジション必要証拠金に対して含み損の占める割合が多くなってしまった時、強制的に決済される仕組みのことです。

FXは証拠金取引ですので、証拠金より含み損の方が大きくなってしまうこともあります。

この場合は口座残高がマイナスになってしまい、それを埋めるためユーザーは入金しなければならなく、またFX業者としても入金を促さなければならないくなってしまいます。

これはどちらにとっても好ましい状態とは言えないので、その前に強制決済が入るというのが強制ロスカットです。


では具体的に説明します。

先日DMM.com証券で、GBP/USDで1Lotほど売りポジションを取りました。

その後ポンドが下がり現段階では2572円ほど利益が出ています。


現在GBP/USDで1Lotほど売りポジションを保有するには68984円の証拠金が必要です。

DMM.com証券のロスカット基準は50%ですので、現状ではGBP/USDで1Lotほど売りポジションを保有している人は、損益を含めた自分の口座額が34492円になってしまった人は強制ロスカットが入ることになります。

そして口座残高は34492円になってしまいます。

つまりロスカット基準50%というのは、口座残高がそのポジション(Lot数も踏まえて)を維持するのに必要な証拠金(ポジション証拠金)の50%になってしまった時(証拠金維持率が50%になってしまった時)に強制ロスカットが入るということを意味します。

上の例ですと、現在の口座残高(102572円)=建玉可能額(33588円)+ポジション必要証拠金(68984円)となり、現在の口座残高(102572円)/ポジション必要証拠金(68984円)≒1.486で148.6が証拠金維持率となります。

ポジション必要証拠金というのは、当然その時の為替相場と保有Lot数で決定しますので絶えず変動します。


ロスカット基準というのは当然FX会社により異なります。
 

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