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イギリスポンド(GBP)について

 
イギリスポンド(GBP)の特徴について説明します。

イギリスポンドは第二次世界大戦前は、世界の基軸通貨として貿易や取引にメインに使われていました。

しかし大戦後はアメリカドルにその座を明け渡して、さらにユーロが出てきてからも、世界の通貨の流通量に占める割合は大分狭まりました。

しかしそれでも2014年現在、通貨取引量はアメリカドル、ユーロ、日本円に次いで4位です。(シェアは12〜13%)

自給率が高く北海油田を持っているイギリスの通貨イギリスポンドは、上記の先進国通貨の中では政策金利が高い方ですが近年では0.5%まで下がってしまいました。


しかしそれでも世界的なデフレが起きた2003年に、3.75%もキープできたのは瞠目に値します。

こういう通貨は長期間保有してスワップポイントで稼ぐのに適した通貨と言えそうですが、アメリカのサブプライム問題の影響がイギリスにも波及してからは、さすがにポンドも下がり、金利も下がってしまいました。


ポンドはFXでは比較的好まれた通貨で取引量が多いですが、現実の世界ではイギリス国内で主に流通している通貨で、ドルやユーロよりかは個人トレーダーによる為替変動への影響が大きいです。

よって1日の値動きはアメリカドルに比べると大きいと言われています。

イギリスポンドは投機性(ギャンブル性)がある、上級者向けの通貨というのがFXの世界での一般的な認識ですが、実際に見てみますと確かにそれも頷けます。



これはほぼ同時刻のUSD/JPY、GBP/JPYの日足ですが、前者が1目盛り0.5円なのに対して後者は1目盛り1円になっており、それだけ上下の振幅が大きいことを意味しているのが分かります。

イギリスポンドはアメリカドルに比べ、金利はいいものの安定性には劣る通貨というのが言えそうです。
 

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