サブプライムローン

サブプライムローンとは、返済能力の低い人や低所得者に貸し付ける、高金利の住宅ローンのことです。

2001〜2006年のアメリカ住宅はバブルの真っ只中で、どんどん住宅価格が上昇していきました。

これを理由にして、購入した住宅を担保に通常なら審査の通らない信用度の低い人に、最初の数年は低金利にして数年後は高金利になるというローンで貸し付けていました。

これらのローンは債務履行の信頼度が低いにも関わらず証券化され、世界の投資家へばら撒かれていきました。

これによってローン契約した債務者の弁済先は、銀行から金融機関や投資家へ移っていきました。

しかし2007年夏ごろから住宅価格が下落し始め、返済延滞率が上昇し、住宅バブルは崩壊しました。

サブプライムローンに関する金融商品は信用を失い、投げ売りが相次ぎ、ついにリーマン・ブラザーズ倒産によるリーマン・ショックなどが引き起こされました。

株価は下がり$も下がっていきました。


ドル/円の月足

2007〜2012年まで、ローソクチャートは常に25カ月移動平均線を下回っているのが分かります。