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テクニカル分析について

 
為替レートは絶えず変動していますが、それは連続的なもので、断片的なものではありません。

この連続性から過去の相場の流れ(トレンド)を読み、今後どのように変動するかを予測する分析法をテクニカル分析といいます。


例えばこれはUSD/JPYの月足ですが、円高は2012年9月で終わりを告げ、今はドル高に長期トレンドは向かっていることが分かります。

これを踏まえますと今後はもう少しドル高の方へ向かうことが予想できます。

これが簡単ではありますが、テクニカル分析です。

今は大雑把に説明してしまいましたが、それではテクニカル分析に使える指標を説明していきます。


トレンドライン、下値支持線(サポートライン)、上値抵抗線(レジスタンスライン)


今斜線を2本、水平線を2本引きました。

斜線は2つの高値を結んだライン、2つの安値を結んだラインです。

前者は下降トレンドにある時、後者は上昇トレンドにある時で、これ等をトレンドラインといいます。

水平線も2つの高値、安値を結んだ線で、前者を上値抵抗線(レジスタンスライン)、後者を下値支持線(サポートライン)といいます。

上昇トレンドにある時はレジスタンスラインを超えるというのが一つの目安で、取引のタイミングになります。

下降トレンドにある時はサポートラインを超えるというのが一つの目安で、取引のタイミングになります。


移動平均線


今青の波線を入れたところですが、これは25日移動平均線というものです。

移動平均線とは一定の期間の終値の平均値をつなぎ合わせた曲線で、25日移動平均線は25日間の終値の平均線ということになります。

25日移動平均線は利用価値が高く、USD/JPYなら実体ベースで25日移動平均線より上にあればドル高の傾向が強く、下にあれば円高の傾向が強いと読み取れます。


ボリンジャーバンド


黄色い曲線は終値の標準偏差の広がりを見たもので、真中の曲線を中心に±2σを表します。

統計学的には正規分布で見た時に±σに収まる確率は68.26%、±2σに収まる確率は95.44%、±3σに収まる確率は99.73%と言われています。

ボリンジャーバンドは、現在の為替レートがバンド内に収まっているか、バンドの広がり具合はどうかといった点が重要で、バンド内からはみ出ていれば相場は求心性の方向に働く、バンドが広がっていれば相場は荒く狭まっていれば穏やかな流れと見ることができます。


代表的なテクニカル分析を挙げましたが、これは残念ながら絶対的なものではありません。

しかし昔から使われている手法でそれなりに信頼性はあり、多くのプロトレーダーも認めている手法です。

特に1ヶ月の移動平均線は利用価値が大きいと言われています。
 

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