トレードの基本

FXの準備が整いましたら後はトレードするだけです。

トレードのスタイルには大きく分けて短期トレード、中期トレード、長期トレードがあります。

短期トレードは、1分足〜1時間足をベースにして数秒〜1日で取引するスタイルです。スキャルピングというのもここに属します。レバレッジも大きく掛けるのが普通ですので、大きな利益を得られる可能性を秘めています。しかしずっとパソコン或いはスマートフォンにへばり付く必要があり、集中力も必要です。

中期トレードは主に日足をベースにして、数週間〜数ヶ月の単位で取引するスタイルです。中規模程度の波を捉えていきますので、パソコンにへばり付く必要もありません。短期と長期の間のトレードとなります。

長期トレードは数ヶ月〜数年の単位で取引するスタイルで、週足或いは月足を元に大きな波を捉えていきます。相場の急変にも備え、レバレッジはあまり掛けないのが普通で、スワップで利益を上げにいくのもここに属します。


このサイトで推奨するのは中期トレードで、トレンドに乗っていくスタイルです。短期トレードは取引回数が増えるため、意外に手数料も掛かり自身の経験では思ったような利益を上げることはできませんでした。肉体的にも精神的にも消耗します。それに比べ中期トレードは楽ですし(相場は1日に1回見ればいい程度)、利益も短期より大きい感じです。


ではトレンドとは一体何なのでしょうか？

トレンドを説明する前にまずはチャートの見方を説明します。

これは2017.2.9現在のUSD/JPYの日足です。

相場は常に動くものですが、このチャートのは1日1本づつ引かれるもので、1日の変動幅を示しています。そして真中の太い部分がその日の開始値と終値を現します。一番右の線が一番新しいものです。

どうでしょうか。綺麗に傾向が出ていると思われませんか？2016年12月まではドルが上がっていったのに対し、それ以降は下がっています。これがつまりトレンドなのです。これは投資家の売買が関係しており、今ドルが下がっていると思えば、これ以上下がる前に売ってしまおうと考えます。結果としてドルが市場に増え余計にその価値が下がってしまうというわけです。つまり一方向へ動く傾向が出てしまうのです。

このトレンドが発生するというのが為替相場の旨味で、これに従っていけばいいと思いませんか？

この先上がるか下がるかといったら、日足をベースに見たらやはり下がる傾向が続くと予想されます。

よってここでドルを売り(円を買う)、ドルが下がったところでドルを買い戻す(円を売る)のです。ドルを売った金額より、ドルを買った金額の方が小さいですので、利益が出るといったことになります。

もう一度いいますが、このトレンドに乗って取引するというのがトレードの基本になります。