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オートレースについて

 
2022.10.25

オートレースとはバイクのレースで、日本で競馬・競輪・競艇と並ぶ公営競技の1つです。プロのオートレース選手達が排気量600tの二輪車にまたがり、順位を競うモータースポーツです。オートレースは最高速度約150km/hで、他の公営競技の中で断トツの速さです。そして公営ギャンブルの対象でもあり、車券で勝者予想をすることもできます。


競輪と同じく経済産業省の管轄で、公益財団法人JKAが運営し、指定自治体がパリミュチュエル方式により勝車投票券(車券)を販売しています。

オートレースの還元率は70%で、競馬や競艇、競輪に比べると低いです。これは2012年(平成24年)に小型自動車競争法が改正されたためです。残りの30%は選手の賞金、施設の維持費、開催経費、交付金・納付金で、その残りがオートレースを開催した地方自治体の収入となります。

これはここ数年の売上金、入場者数、競走場数です。平成28年までは年々売上金が落ちる傾向にありましたが、競輪同様インターネット投票とコロナ禍により、それからは伸びてきました。とは言っても競輪に比べると売上は1/9くらいで、公営ギャンブルの中では一番マイナーです。開催場は川口、伊勢崎、浜松、飯塚、山陽小野田市の5カ所です。


レースの特徴

通常は1日12レースで8車立てで行われます。1周500mの競走路を規定の周回数走行することで行われ、一般レースは6周です。コーナーには傾斜角2.25度がついています。開催期間は1レースが3〜6日間で、毎日どこかで開催されています。選手間に技量差があるため、大半のレースはハンデレースで行われます。

競走車にはブレーキは無く、反時計回りに走るため左ハンドルは高く、計器類はありません。ブレーキが無いというのは、勝手なブレーキ操作による追突事故を防ぐためです。そのため選手は足でブレーキをかけることになり、またスロットルを戻せば強力なエンジンブレーキがかかります。計量器が無いということは肌でスピード感覚を身に付ける必要があり、走路の状況に合わせたスピードを把握しないと落車につながります。

先にも書きましたが、オートレースの最高速度は150km/h、平均速度90km/hです。一方競馬の最高速度70km/h、競輪の最高速度70km/hですので、オートレースは公営競技のなかでも断トツのスピードをほこり、それだけ危険と隣り合わせの競技になります。



オートレースの賭け方

オートレースには7種類の賭け方があります。

単勝
1着に入る車番を予想します。

複勝
1着〜3着まで入る車番を一つ予想します。

連勝単式(二連単)
1着と2着を着順通りに当てます。

連勝複式(二連複)
1着と2着を順位を問わず当てます。

三連勝単式(三連単)
1〜3着までを着順通りに当てます。最も難しく配当が高い賭け方です。

三連勝複式(三連複)
1〜3着までを順位を問わず当てます。3連単より6倍的中率は高くなります。

拡大二連勝複式(ワイド)
1着〜3着まで入る車番を二つ予想します。

これは2022.10.21浜松12レースの払い戻しですが、こんな感じになります。


選手

オートレースの選手は、全国で約400人で、2022年7月現在最年少は19歳、最高齢は75歳という幅広い年齢で構成されており、2020年の平均年収は1,200万円となっています。女子選手も21人が加わっています。

成績に応じて最上位のS級(第1位 - 第48位)、A級(第49位 - 第280位)、B級(第281位 - 最下位)と3つのランクに分けられ、半年毎に見直されます。S級の選手はよりグレードの高いレースに出場できます。

選手になるには年1回行われる「選手養成所入所試験」に合格しなければならず、合格すると筑波サーキット内に併設されている「オートレース選手養成所」に入所します。そこで約9か月間オートレース選手として必要な知識・技能を習得して、選手資格検定試験に合格した者が公益財団法人JKAの選手として登録され、各オートレース場へ配属されることになります。