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競輪について

 
2022.9.22

競輪は北九州市を発祥とする公営ギャンブルの一つです。経済産業省の管轄で、地方自治体により主催されており、公益財団法人JKAにより運営統括されています。地方自治体は経済産業省へ競走の開催を届け出、競輪選手と契約を交わします。そして運営に至ってはJKAに委託するといった形になっています。


投票券(車券)の売り上げ金のうち75%は払戻金、残り25%から一定額を選手賞金などの経費やJKAへの交付金(約3.3%)、公営企業金融公庫への納付金(約0.2%)を差し引いた額が、純益として地方自治体の歳費となります。よって競輪の還元率は75%となります。競馬や競艇と一緒ですね。

2021年4月1日〜2022年3月31日の総車券売上高は9631億3007万1000円で、前年度比128.4%を達成し、2014年度から8年連続で前年度を上回っています。

左が売上(円)、右が入場者数(人)です。2020年からはコロナ禍によって入場者数が激減したものの、インターネット投票により売上は伸びています。

全国で43カ所の競輪場があり、一つの大会が大体3日の日程で、毎日大体どこかで開催されています。1レースは7車立てがほとんどです。


競輪の賭け方

競輪のレース投票券を車券といい、競輪場或いはネット販売で購入することができます。賭け方は全部で7種類ありますが、レースによっては全てが対象となるわけではありません。有力選手は何人いて、どれくらい力差がありそうなのか見て判断します。

3連単 
1〜3着までを着順通りに当てます。最も難しく配当が高い賭け方です。

3連複
1〜3着までを順位を問わず当てます。3連単より6倍的中率は高くなります。

2車単
1〜2着までを着順通りに当てます。

2車複
1〜2着までを順位を問わず当てます。

2枠単
枠番を用いた賭け方で、1〜2着の枠番を順位を含めて当てます。

2枠複
枠番を用いた賭け方で、1〜2着の枠番を順位を問わず当てます。

ワイド
3着以内に入る2選手を当てます。最も的中させやすい反面配当も低いです。

これは2022.9.22川崎競輪場で行われたFTECカップ第2レースの払戻金(100円買った場合の)ですが、このような感じになります。()は人気順です。


競輪選手と年収

競輪選手数は以前ほどは減少しましたが、2020年は2300人(女子150人)ほどいます。男女とも競輪選手になるには、国家試験である競輪選手資格検定に合格する必要があります。

男子選手ではレースの成績により、S級S班、S級1班、S級2班、A級1班、A級2班、A級3班にランク分けされています。競輪選手の平均年収は男子選手で約1200万円となっていますが、当然成績によって年収にも大きな格差があります。上位のS級S班の選手は年収が1億円を超え、続いてS級1班の選手で約3000万円、A級1班の選手で約1100万円、新人選手が所属するA級3班の選手で600万〜800万円です。


先頭誘導員

競輪を始めて見た時、先頭を誘導する人がいて、何でこんなことするんだろうなと疑問に思いました。競輪は風圧を大きく受ける競技なため、先頭誘導員は風圧を受けてくれます。そして各周回を決まったタイム(標準誘導タイム)で走って選手を誘導しなければいけません。先頭誘導員には専門の資格があり、格条件は2000mの走行時間が2分55秒以内であることです。大体選手が務めています。