MLB(メジャーリーグ)とNPB(プロ野球)のブックメーカーの還元率の違い

大谷翔平の活躍

16日、MLBボストンレッドソックス5ーロサンゼルスエンゼルス6で、大谷翔平(26)は指名打者として出場し、メジャートップに並ぶ12号逆転2ランを放ち、チームの連敗を4でストップさせました。このためブックメーカーの長期ベット、MLBのMVPのオッズ大谷のオッズが5倍まで跳ね上がりました。これは2位です。尚1位は同チームのマイクトラウトで、2.75倍です。尚開幕前は大谷のオッズは26～51倍でした。

これは1XBETの今シーズンMLBのMVPオッズです。

これは2021.5.18時点大谷の成績です。

大谷は17日、18日と3日連続でホームランを放ちました。インディアンス戦では負けはしたものの両リーグ単独首位となる14号ソロアーチを放ちました。かなり凄いことです。これで160kmを出す投手なのですから現実の世界とは思えません。

イチローの記録

大リーグと言えばイチローの出した記録は偉大で今でも鮮明です。日米で通算28シーズンをプレーし、MLBシーズン最多安打記録保持者(2004年の262安打)、プロ野球における通算安打世界記録保持者(NPB/MLB通算4367安打)、最多試合出場記録保持者(NPB/MLB通算3604試合出場)でり、数々のタイトルや賞を獲得しています。特にシーズン262本安打は永久に塗り替えられることのない記録のような気がします。

プロ野球とMLBの還元率比較

これは19日のプロ野球とMLBの2試合ずつのオッズをピナクルスポーツでピックアップしてみましたが、マネーラインとアンダーオーバーについて還元率を計算してみたいと思います。

ロッテーオリックス　2.55×1.564/(2.55＋1.564)≒0.97　1.909×1.98/(1.909＋1.98)≒0.97

ヤクルトー阪神　2.06×1.833/(2.06＋1.833)≒0.97　1.9×1.99/(1.9＋1.99)≒0.97

ロッキーズーパドレス　3.21×1.404/(3.21＋1.404)≒0.977　1.99×1.892/(1.99＋1.892)≒0.97

ジャイアンツーレッズ　1.781×2.18/(1.781＋2.18)≒0.98　2.01×1.877/(2.01＋1.877)≒0.97

アンダーオーバーの還元率はプロ野球もMLBも97%ですが、マネーラインはプロ野球が97%、MLBが約98%と僅かながら明らかな差があります。これはMLBの方がマーケットが大きく、それだけ買う人が多いからだと予想されます。

6時間程経ちましたが、少しオッズが変動しています。もう一度マネーラインとアンダーオーバーについて還元率を計算してみます。

ロッキーズーパドレス　3.26×1.396/(3.26＋1.396)≒0.977　1.925×1.961/(1.952＋1.961)≒0.965

ジャイアンツーレッズ　1.862×2.07/(1.862＋2.07)≒0.98　1.934×1.952/(1.934＋1.952)≒0.97

時間が経過してオッズが変わっても還元率は大体同じくなるようです。

ハンディキャップの還元率

これはロッキーズーパドレスのハンディキャップです。上から順に還元率を計算してみます。

2.65×1.529/(2.65＋1.529)≒0.97

2.04×1.869/(2.04＋1.869)≒0.975

1.8×2.11/(1.8＋2.11)≒0.97

1.636×2.36/(1.636＋2.36)≒0.966

ロッキーズ＋1.5ーパドレス－1.5を基準に考えており、このハンディが還元率が一番高く、これから乖離するに従って還元率は悪くなるようです。特にハンディが大きいと予想する方は当てやすくなるため、還元率も下がるのではないかと思います。

MLBの仕組み

MLBとはメジャーリーグベースボールの略で大リーグとも呼ばれ、アメリカ合衆国の29チーム及びカナダの1チームの計30球団により編成される世界最高峰のプロ野球リーグです。MLBはナショナルリーグとアメリカンリーグの2リーグからなり、それぞれ東地区、中地区、西地区に5チームずつ置かれています。試合形式はレギュラーシーズン(4月初旬から9月下旬にかけて各チームが162試合を行い地区優勝を争う。)、ポストシーズン(トーナメントで段階毎にディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズと呼ぶ。)に分かれています。

アメリカンリーグ
地区	チーム	本拠地	日本人選手
東地区	ボルチモア・オリオールズ(BAL)	メリーランド州ボルチモアオリオールパーク・アット・カムデンヤーズ
	ボストン・レッドソックス(BOS)	マサチューセッツ州ボストンフェンウェイ・パーク	沢村拓一
	ニューヨーク・ヤンキース(NYY)	ニューヨーク州ニューヨーク・ブロンクスヤンキー・スタジアム
	タンパベイ・レイズ(TB)	フロリダ州セントピーターズバーグトロピカーナ・フィールド
	トロント・ブルージェイズ(TOR)	オンタリオ州トロントロジャーズ・センター
中地区	シカゴ・ホワイトソックス(CWS)	イリノイ州シカゴギャランティード・レート・フィールド
	クリーブランド・インディアンス(CLE)	オハイオ州クリーブランドプログレッシブ・フィールド
	デトロイト・タイガース(DET)	ミシガン州デトロイトコメリカ・パーク
	カンザスシティ・ロイヤルズ(KC)	ミズーリ州カンザスシティカウフマン・スタジアム
	ミネソタ・ツインズ(MIN)	ミネソタ州ミネアポリスターゲット・フィールド	前田健太
西地区	ヒューストン・アストロズ(HOU)	テキサス州ヒューストンミニッツメイド・パーク
	ロサンゼルス・エンゼルス(LAA)	カリフォルニア州アナハイムエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム	大谷翔平
	オークランド・アスレチックス(OAK)	カリフォルニア州オークランドリングセントラル・コロシアム
	シアトル・マリナーズ(SEA)	ワシントン州シアトル T-モバイル・パーク	菊池雄星
	テキサス・レンジャーズ(TEX)	テキサス州アーリントングローブライフ・フィールド	有原航平

ナショナルリーグ
地区	チーム	本拠地	日本人選手
東地区	アトランタ・ブレーブス(ATL)	ジョージア州カンバーランドトゥルーイスト・パーク
	マイアミ・マーリンズ(MIA)	フロリダ州マイアミローンデポ・パーク
	ニューヨーク・メッツ(NYM)	ニューヨーク州ニューヨーク・クイーンズシティ・フィールド
	フィラデルフィア・フィリーズ(PHI)	ペンシルベニア州フィラデルフィアシチズンズ・バンク・パーク
	ワシントン・ナショナルズ(WSH)	ワシントンD.C. ナショナルズ・パーク
中地区	シカゴ・カブス(CHC)	イリノイ州シカゴリグレー・フィールド
	シンシナティ・レッズ(CIN)	オハイオ州シンシナティグレート・アメリカン・ボール・パーク	秋山翔吾
	ミルウォーキー・ブルワーズ(MIL)	ウィスコンシン州ミルウォーキーアメリカンファミリー・フィールド
	ピッツバーグ・パイレーツ(PIT)	ペンシルベニア州ピッツバーグ PNCパーク
	セントルイス・カージナルス(STL)	ミズーリ州セントルイスブッシュ・スタジアム
西地区	アリゾナ・ダイヤモンドバックス(ARI)	アリゾナ州フェニックスチェイス・フィールド
	コロラド・ロッキーズ(COL)	コロラド州デンバークアーズ・フィールド
	ロサンゼルス・ドジャース(LAD)	カリフォルニア州ロサンゼルスドジャー・スタジアム	筒香嘉智
	サンディエゴ・パドレス(SD)	カリフォルニア州サンディエゴペトコ・パーク	ダルビッシュ有
	サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF)	カリフォルニア州サンフランシスコオラクル・パーク	山口俊