管理人のメグです♪
いよいよテニスの全仏オープンが開かれました。
さて今回はラクラク・かんたん・超楽しい! ブックメーカー投資入門をレビューします。
価格 1500円+税
2017年3月31日初版発行
著者 金川顕教
監修者 黒川こうき
この本は書店で見かけたのですが、ブックメーカー投資というフレーズに反応して即買いしてしまいました(笑)
日本でのブックメーカーの利用が違法かどうかも定かでない時分なのに、よくこういった本が表立って書籍化できたなと少し感心すると同時に驚いてしまいました。
ブックメーカーというのは主にスポーツベッティングをを対象とした海外のサイトで、要はスポーツギャンブルサイトですが、日本では知る人ぞ知るという感じで基本的にはインターネット利用者しか認識されていないのではないかと思っていましたが、リアルに書店で販売されたことによって認知度は非インターネット利用者にも広がっていったのではないかと思われます。
この功績は大きいと思います。
少なからずブックメーカーの普及ということに一役を買ったと思われます。
本の構成は第8章に分かれており、第1章と2章がブックメーカーの基本事項、第3章がサッカー編、第4章がテニス編、第5章と6章が実際に行う上での付随事項、第7章が成功事例、第8章がマインド、そしてQ&Aとなっています、
基本的にはブックメーカー投資初心者を対象とした本ですが、上級者でも十分発見の多い、よくまとまった本だと思います。
個人的な発見としましてはブックメーカー投資はやはりライブベッティングに旨味があるんだなと思いました。これは私もテニス片賭け投資をしていた時薄々気づいておりました。
賭ける対象のスポーツにできる限り精通して、選手の特徴も覚えて、実際に賭ける試合を見て、流れを読み判断するといったことです。
今全仏オープンがはじまっているところですので、先にテニス編を読んでしまいましたが、テニスは有力選手に堅く賭けて勝つという発想は一緒でしたが、オッズに開きがある場合(選手の実力差があると思われる場合)、ライブでゲームウィナーへベットするというのが目から鱗でした。
例えばこれは昨日の錦織戦ですが、これなら4+6+6+1+6+4+6+4=37もベットできることになります。
昨日のゲームは比較的もつれましたが、錦織選手にサーブ権がある場合はオッズは1.2前後、相手選手にサーブ権がある場合は2.2前後だった感じです。(各ゲームが始まる前のオッズ)
つまりそれほどオッズが低すぎでもない感じです。(大体6回に1回負けても損はないと言っています。)
1試合の中でもベット回数が多く、オッズもそれほど低くないというは確かに投資として旨味だと思いました。
使う時間としては1日2時間くらい(1試合を観戦するくらい)の時間を使って、月に投資資金の60%くらいを回収というのが目処です。
実際にオッズの変わるアービトラージと違い非現実的でないので、良心的な本だと思います。
またキャッシュアウトという大事な概念がでてきますが、これは損切りのようなもので、投資の上では重要な項だと思いました。
またいくつもの成功事例が載っているのも参考になります。
この本はサッカーとテニスが対象ですが、どちらをやるにしろ、そのスポーツによく精通することが成功の秘訣だと思います。
どんな流れで試合が運ばれるのか、字際にやってみれればベストです。
ゲームの流れが掴めれば、どんな感じでオッズが変わっていくのかに注目してみるといいです。
ルーレットの出目と違い試合に流れはありますから、きっと傾向は掴み易いと思います。
ブックメーカー投資で稼ぐのはそれほどたやすいことではありません。
なぜなら回数を重ねるにつれ、胴元の手数料もバカにならないからです。
まるでバイナリーオプションのような感じです。
ポジションを保有するなんていうこともできず、個人的にはブックメーカーよりFXの方が投資として楽に稼げる感じです。
市場の規模も違いますしね。
しかしブックメーカーは資金回収率が良いというメリットがありますので、スポーツ観戦が好きな方は是非チャレンジしてみる価値はあると思います。
また投資という概念を勉強する上でもブックメーカーは大いに利用価値がると思います。