吃音の対処法について

ここに私が調べて実践し、効果があった吃音の対処法を紹介します。


挿入句や前置きを入れる

吃音のある人は気づいていると思いますが、吃音のほとんどは最初の1文字で生じることが多いです。よって言い易い言葉を前に付けるのです。「あのー」や「えっと」などは特に効果的です。「あのーいつまでやればいいんだけ」とかです。

しかし私は中学の時これをあまりにも多様してしまったため、逆に笑われるはめになってしまったことがあります。

また言い易い前置きを付けるのも同じような効果があります。例えば名前を聞かれた時、「私の名前は北澤です。」と言うと吃音は出なく、自然な感じがします。「私の名前は」と付けるだけで意外にどもらないのです。


言葉の順序を入れ替える

語順を替えるだけで言い易くなる場合もあります。例えば「昼休みにバレーボールをしよう」という所を「バレーボールを昼休みにしよう」と入れ替えるだけでどもり防止になります。


最初の言葉を省略する。

「おはようございます」「ありがとう」がいいにくいなら、「はようございます」「りがとう」で通じます。実際に相手は普通に反応します。やはり言葉も動作の前後関係から成り立つため、一文字くらいなくても十分に伝わるのです。


どもらない言葉を選ぶ

いいにくい言葉を別の言葉に置き換えるというのはあります。例えば「おじさん。」といいにくければ「〜さん。」と直接名前で呼んでも問題はありません。しかし経験で言わせて貰えば日常、常に言葉を置き換えるというのは結構ストレスがたまります。今だから言えますが本当はどもりなんか隠す必要はないのです。これが一番ストレスが貯まりません。


膝を叩く、腕を振るなどの体を動かしながら話す。

動作を交えて話すと言葉がすっと出ることがあります。第一声中々言葉がでない時、膝を何回も叩いてみて下さい。体のどこかに力が入ると声帯の筋肉が緩み、言葉が普通に出てきます。私はこれをよくやっていました。
 

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