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パチスロについて

 
2022.1.13 記事編集

2016年ホール業界全体の総売上は20.1兆円で、総粗利は3.11兆円でした。よって客へ返還された金額は16.99兆円ということになります。

還元率を計算してみますと16.99兆/20.1兆≒0.845となり大体85%となります。


グラフを見ても分かりますように、業界の売上は年々下がっています。今年2018.2.1から施行された出玉規制により従来の2/3まで下がると言われています。実際は現在の遊技機はすでに認められている3年の検定期間は設置できるため、すぐに影響が出るとも思えませんが、3年以内には大きく売上が落ちることが予想されます。これからホール業界はどう乗り越えていくのか目が離せない所です。

政府はギャンブル依存症対策の一環として今回の出玉規制を行ったのですが、これでカジノを建設するというのですから何かおかしな話ですよね。


2020年の売上は15兆円(粗利益は2兆3500億円)まで一気に下がりました。これは新型コロナの影響がでかく、感染リスクの懸念の他に、全席禁煙になってしまったことが影響してると思われます。ホール業界はただですら射幸性の低下や遊技台の入れ替え負担に加えて、新型コロナの影響で厳しい経営が強いられています。


5号機問題

2004年の7月それまで射幸性の高かった4号機から5号機へ変わりました。出玉があまりにも強烈でギャンブル依存を増やす4号機に政府も黙っていなかったのでしょう。一日に50万以上勝つなんていうことも珍しくなく、不況も相まってその金額以上にパチスロに投資してしまう人が後を絶たなかったのです。4号機が完全に撤去されたのは2007年9月でした。5号機になったことで時単あたりの出玉率が相当下がった(1回の大当たりで獲得できる枚数の制限と大当たりが起こる時間間隔の延長)反面、負け額も下がり、それまで4号機の出玉の性能に麻痺していた人達は皆かったるいという印象を持ち、徐々に客足が遠のく結果になりました。

パチンコ倒産件数推移


2017年のホール倒産件数(負債額1000万円以上)は29件、負債総額は291億9,500万円で、中には100億円を超す大型倒産もありました。5号機問題が落ち着いた最近の傾向としては倒産件数は減少してほぼ横ばいでしたが、6号機になりますと明らかにスペックが下がりますのでまたぐっと上がってくることが予想されます。2007年に以上に高くなっているのは4号機が完全に撤去された年だからです。こうしてみますと今回の出玉規制を受け検定期間が終了する3年後にやはり倒産が増加することが予測されます。


ミリオンゴット


初代ミリオンゴットはミズホ社から2002年に発売されました。通常のようなビッグボーナスやレギュラーボーナスはないのですが、一撃で100万円超えることも可能で、かってない程の爆発力からパチスロファンから絶大な人気を誇っていました。

しかしギャンブル性が非常に高く射幸心を煽ってしまうことから2003年に検定が取り消され、全国ホールから一斉撤去されてしまいました。初代ミリオンゴットの凄まじい出玉と出ない時の深ハマリはパチンコ依存症の人を増やし、多額の借金を抱えてしまう人や、自殺する人までいたそうです。


6号機

2018年9月より段階的にホール導入が進められてきた6号機ですが、ミリオンゴッドが撤去期限を迎えるにあたり、現在はこれに取って換わられています。6号機になりますと5号機に比べて瞬間最高出玉が抑えられてしまいました。また一撃での最大獲得枚数は2400枚までで、これを超えると自動的に終了してしまうため、6号機で万枚を達成するのがかなり難しくなりました。

6号機で人気のある機種です。


パチスロはギャンブルか?

日本では公営ギャンブルを除いて、賭博は刑法及び富くじに関する罪として禁じられています。パチスロは公営ギャンブルではありませんがやはり例外なく、パチスロ店が客に現金又は有価証券を賞品として提供すること、提供した商品を買い取ることは禁じられています。

しかし実際はカウンターで玉を数えた後、板のようなもの(特殊景品)を貰い、それを店外で買い取ってくれるところがあります。これが三店方式の仕組みで、この景品を買い取ってくれる所が景品交換所(古物商)で、パチスロとは別の業者なのです。更に別の業者の景品買取業者が景品交換所から特殊景品を買い取り、それをパチスロ店へ卸します。こうすることで法の網を逃れて実際に換金することが可能となっているのがパチスロの現状で、グレーゾーンとして黙認されているのです。




2022.1.31 5号機の完全撤去

パチスロ機の5号機が1月31日をもって完全撤去となりました。これはルールの変更に伴いパチンコのCR機とパチスロの5号機が対象外となったためです。6号機については、5号機に比べてかなり出玉の爆発力が抑えられており、増々客足が遠のくことが予想されます。専門店としても6号機の性能ではパチスロの魅力を届けるのは難しいとのことで、入れ替えには多額の費用がかかるため、小規模店を中心に営業を断念する店が増えました。確かにATやARTの搭載が無く、上限が2400枚で終了となれば、どこに旨味があるのか分かりませんね。